音ドップラーとは、線路の近くに居ると、
やって来る列車の汽笛は甲高く、遠ざかる列車の汽笛が低くになるあれだ。
音の前の一波より次の一波の発する位置が近い、だから波が耳に届く時間は短縮されている。
まるで耳には、単位時間当たりの振動数が多く聞こえる。わけだ。
さてこれを列車の中で聞く、すると音程は一定だ。
列車が音波伝播媒体である空気を切り取って運んでいるからだ。
ーー
光ドップラーも同様に。線路の近くに居ると、
やって来る列車の光源はより青くなり、遠ざかる列車の光源は赤く見える。
前の一波より次の一波の発する位置が近くなり、届く時間は短縮され、より高周波に見える。
おおむね色彩スペクトル高周波側が青、低周波側が赤だ。
ここからだ、思わぬ現象に出くわすのは。乗車して 列車の真ん中にある光源を見る場合だ。
まず、光源より前方から光源を見る、すると光はよりゆっくりとやって来るのだ。
この色彩スペクトルは低周波側の赤だ。
次に、光源より後ろから光源を見る、すると光はよりすばやく来るのだ。
この色彩スペクトルは高周波側の青だ。
列車は光伝播媒体を切り取れないのだ。
光伝播媒体にとって、列車など無いに等しい、。だが光は列車に遮断され吸収されるのだ。
ーーー
速度合成がされ無いのだ。列車内部の光源の光なのに、列車の速度が加算されない。のだ。
いったい こういう光伝播媒体は 何 なのだろう、。なぞが深まり、好奇心がわく。
ここまでは光速以下の世界だ。
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