あまり良く理解していないんだけど。
様々な(全ての)物理法則は時間の矢には縛られていないらしい。
つまり事象が未来へ進もうと過去に戻ろうと全くお構いなしということ。それでも物理法則は成り立つ。
しかし実際の世界は一方向にしか進まないし物事の順序も決まっているし因果律がある。
これにたいして物理学者は時間とはまやかしで現在も過去も未来も同時に存在しているとか時間なんてものは
本当は存在していない、という意見があるらしい。
かのスティーブン・ホーキング博士も宇宙はある時を境に、事象が過去に進みだす。(ビッククランチとは少し違うか)
と言ったらしい。
こういうのを真に理解しないで、ものを言うのもなんだけど、自分としては、時間の矢が存在するのは
一重にエントロピー増大の法則が存在するからに他ならないと思う。
つまり水にたらインクは決して元には戻らないということ。
色のついた水Aと普通の水Bを敷居を隔てて隣接させ、敷居をはずすとどうなるか?
当然時間とともに混ざり合い決して元に戻ることは無い。
これは確率の問題。分子がどのように動くかという問題。
例えばフライパンの上に小さいサイコロ100個ほどを全部1の目を上にして並べよう。
これはとても秩序だっていてエントロピーの低い状態だ。
ではこのフライパンを一回、二回と小刻みに揺らしていくとどうなるだろう。
揺らす回数を増やすごとに出目は乱雑になり最後には一定の値(100個ではばらつく)のまま
完全に乱雑になるだろう。決してとは言い切れないが全部の目が1に戻ることはない。
単純にこれが時間の矢そのものなのだと思う。
そんなに難しい問題なのだろうか?
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