①ユダヤ人といえども、アメリカ国籍を持つ以上はアメリカ人であり、
アメリカ人にとっては自分たちの一員である。その事実から目を背けて、
自分たちとは全く別個の存在が日本に原爆を落としたなどと考えるのなら、
そのような思考回路自体が、責任転嫁過剰という面での強度のサイコパスであるといえる。
②そもそも今生存するアメリカ人からして、もはや大半が大戦後生まれであり、
戦前の自分たちの先祖の凶状にまでは頭が回らない。だとしたならば、
歴史に根ざして事故を捉える観点を持たないが故に、同じ過ちを何度でも平然と
繰り返す可能性の持ち主としての問題点が、やはり自分たちにあるのだといえる。
上記のような問題提起も、「①悪霊払いの怠り」とか「②子孫に至るまでの祟り」
とかいう風に、比ゆ的に表現することはできる。でもこんな風に表現したなら、
科学至上主義が出てきて否定し去ってしまう。①も②も純粋な因果関係に即して
説明すると分かりにくくなるから、「悪霊」や「祟り」のような比喩を用いてみた
だけだというのに、それが科学的でないからとして全否定の対象とし去ってしまう。
科学的知識が、文系レベルの論議にまで活かされることが全くない。
のみならず、文系が我流で見立てた「科学至上主義」によって、本物の科学的知見
によっては認めざるを得ない因果法則に即した霊障までをも否定しようとする。
「科学」や「合理主義」といった名義が、文系によって悪用され続けている。
返信する