いわゆる識者を初めとして、今回のような規模は小さくはないが
かといって原子炉内が本格的に暴露(露出)した訳ではない汚染の拡大
農水産業でも、それぞれの汚染の経路も違えば
肉牛のように飼料などで直接的な汚染地域以外への拡散も問題になった
かといって、致命的というほどのレベルではないことは事実です
熱中症患者が多く死者も出ている昨今
比較自体は不穏当ですが原発事故で起きた放射線被曝による死者は未だに出てませんからね
将来的な発ガンを初めとしたリスクは、総じて上昇している事も事実ですが
いわゆる何らかの疾患を発症する全てのリスクが、今回の放射性物質による被曝は少し向上させてしまったということ
本格的に直近の被曝の症状が発症するのは、原発に従事する関係者か事故初期の原発周辺域に住まう方々でしょう
後者の住人への何らかの障害発症は、追跡調査を行って対応を行うしか方策はない
いわゆる、放射線の晩発効果と呼ばれるに近い何らかの疾患の発症でしょうが
それらを明確に、被曝による疾患と原因がそうでない疾患と「区別」することも極めて難しい
外部被曝と問題になっている内部被曝との差異も問題だし
それがどのような疾患になって表在するのかも判らない
「判らないこと」が不安を煽る最大の要素であることは否定せざるを得ない事実なんだけど
今は、そういう表現しか使えないのが、疫学的な各事象に対する「事実」じゃないですかね?
被曝線量の問題、1ミリシーベルトに抑えるのか、暫定的に20ミリシーベルトにするのか
100ミリシーベルト以下の環境が広域に渡って汚染されている状況という事象が珍しい
チェルノブイリはそうではなかったことと、各国の事故も、その国の「体制」すら違い
当然「対応」も違ったわけです
しかも、事象に対する「評価」が「時代」によって違うことも事実
不確定要素ばかりであるために、例えどのような立場で見地を持った識者であろうとも
今回の福島原発による放射性物質汚染を、絶対的に正しく検証出来る御仁は居ないと考えます
総じて、全ての識者の意見は間違ってはませんが(一部のバカ学者はともかく)
かといって、「完璧な答え」を提示できる方も居ないでしょう
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