UCIのグレゴリー・ウェイス教授らが考案したのは、絡み合ったタンパク質を引きはがし、
再度折り重ねる方法だ。この方法を用いれば、卵の白身を90度で20分ほど茹でたあと、
鍵となるタンパク質を正常な状態に戻すことができる。
ウェイス教授らがこれまで研究を進めていたのは、貴重な分子タンパク質を効率的に生産し、
再利用する方法である。このタンパク質には幅広い利用価値があるのだが、
しばしば構造的に不適切な状態へ間違って ”折りたたまれて” しまい、無駄になってしまうという
問題があった。
つまり、ゆで卵を生卵に戻すのは本来の目的ではなく、
副産物的に生まれたものである。真の狙いは、試験管にしつこくこびりつくベトベトした
タンパク質が大量できてしまうという問題の解決であった。
従来の方法では、この処理に大きな費用と手間がかかり、
分子レベルで行う透析に類似した方法では4日間も費やす必要があった。
しかし、新しい手法を用いれば、ものの数分で済むため、大幅な費用と時間の節約が可能となる。
だそうだ。本来の開発目的に全く所縁が無いので今一想像がつかないが、ゆで卵が生卵に戻ると
言われると唖然としてしまうねw
https://www.youtube.com/watch?v=HtJ8OGNGQag
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