例えば、冬の北陸地方などは、ほとんど日光は拝めないような天候だから、
家庭・近隣地域での融通で解決できるようなレベルじゃないだろう。
比較的晴天の多い、太平洋側の地方から送電してもらうしかないと思う。
蓄電の手段だが、やっぱり現状では二次電池を用いた充放電か?
水を電気分解して水素にして貯蔵するなど、直接化学エネルギーに変換するのが
エネルギー密度という点ではベストなんだろうが、設備・安全性などで現実的じゃない。
その二次電池にしても、リチウムイオンで0.15kWh/kg程度。
蓄電容量の目標を、一般家庭の一週間分(70kWh)と乱暴に設定すると、
70÷0.15= 約500kg相当のリチウムイオン電池を各家庭に装備する必要がある。
鉛電池(0.03kWh/kg)ならその5倍、2.5トン程度。
ただ、蓄電するにはバッテリーだけじゃなく、インバータ・アイソレータ・開閉器など
周辺機器も必要になる。
なお、寿命については、負担のかかる急速充電をしなければ、
どちらも1000回程度の充放電サイクルはいけるそうだ。
1週間で1サイクル相当の電荷移動を想定すれば、10〜15年程度の寿命は見込める。
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