>>23 > 原子同士がくっついてる不思議
実にいい疑問だね。
高校の化学の授業でも、最初に、物質の三態・原子・分子・電子・原子核・イオン・周期表といった基礎概念の説明のあと
すぐに取り上げられるのが「化学結合」、つまり原子や分子同士がくっついている原因に関する話題だね。
「化学結合」を検索することからはじめてもいいし、高校化学の参考書を買って読んでみればもっと体系的に勉強できるよ。
これだけだと「勉強しろ」だけ言ってるみたいで中身がないので・・・
>>21 の画像(分子間ポテンシャルの概念図)でいうと、ある距離のところでグラフが谷を作っている(引力が強くなっている)よね。
分子間がこの距離にあるときに安定するってことなんだ(原子間でも話は基本的に同じ)。
その谷の右の斜面を越えるだけのエネルギーが無いとき(温度が低いとき)はその谷の範囲に隣の分子が留まり続けることになる、つまりくっつき続けるわけ。
逆に温度が上がってきて、エネルギーが斜面の高さを超えるといくらでも遠くへ離れることができるようになる。融解という現象は簡単にはこんな風に理解できる。
じゃぁ、この谷のような形はどうしてできるのか、っていうのが「原子同士がくっついている不思議」の本質になるわけだ。
>>21に書いたみたいに、この原因となる作用はいくつか違う種類の要素の足し合わせだから、何種類かある化学結合の種類についてそれぞれ考えていくことになる。
高校レベルだと化学結合の種類を習うところまでで、数式での記述までやらないと思うけどね。
それでも高校ではじめて習うミクロの世界は本当に面白かった。
塩の結晶、固体金属、ダイヤモンド、氷では、くっつく力の主原因が全部違う、といったあたりを習ったときの驚きは、オッサンになった今でもまだ覚えているよ。
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