量子もつれと相対性理論によるパラドックス とりあえず板から転載


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001 2014/04/22(火) 01:27:12 ID:4UvjZcfghs
もつれ合った一対の量子は、片方の状態が決まると、瞬時に時空を超えてもう片方の状態も決定
されるという。

しかし相対性理論によると同時という概念すら相対的で時間も相対的。
そんな所に量子もつれは、同時を求めるべく絶対時間を要求するのではあるまいか?

俺の中でパラドックスがいまいち詳細に練れてないので誰かパラドックスをもっと具体的に説明出来る


とりあえず板では片付かないのでここに置いときます。

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054 2023/06/26(月) 01:43:11 ID:4zbfOqZQyU
局所とは全体の中の一部分と言う意味です。
例として将棋盤を考えます。
2三のマスと4六のマスはそれぞれ将棋盤全体の中の異なる一部分(=局所)なので、将棋盤は局所性を持っています。
次に2三のマスに注目すると、このマスは一定の広さを持っていますが歩の駒をその中の真ん中に置こうが右上の隅に置こうがそれは2三歩であることに変わりはありません。マス自体は広さを持っていてもその中に「真ん中」や「右上」の区別はなく(=部分はなく)全部同じ場所とみなされます。これが非局所性です。

量子もつれ状態は非局所性を持つので、全部同じ場所です。空間的にどんなに離れていても物理的には同じ場所なんです。
情報が伝わっているわけではありません。だから伝わる時間などありません。
時間の議論は最初から必要ないのです。

非局所性を感覚的に受け入れられなかったのがアインシュタイン。
非局所性が実在する条件を理論的に導いたのがジョン・スチュワート・ベル。
ベルの条件を実験で実際に確認したのがアラン・アスペ。
おかげで物理学者は量子もつれの非局所性を迷わず受け入れられるようになり、
技術の進歩によって量子コンピュータが現実に稼働するようになったわけです。

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