物理学が世界を4つの異なる原理・法則によって分割している。(槌田 敦『熱学外論』)
第1 原子核の世界:素粒子で構成され、その原理・法則はまだはっきりと理解されていない。
第2 原子や分子の世界:第1世界の集まり。量子力学が成立し、
全ての現象は詳細均衡の法則により可逆的で、エントロピーの増大の原理は存在しない。
第3 我々の世界:第2世界の集まり。物質、エネルギー、エントロピーという
三つの原理が成立する。この世界は星までを含み、全ての現象・変化は非可逆的である。
第4 宇宙の世界:第3世界の集まりだが、その総体を示す法則として、物質,エネルギー、
エントロピーの原理がそのまま使えるかどうかわからない。
別の原理・法則があるかもしれない。しかし、これがわからなくても
われわれの第三の世界にはまったく関係のないことである。
こっからはじめるにせよ、重力は3〜4の世界の現象だよなあ。
第3世界ではニュートンのちぢれチン毛でおっけー。
では第4世界では? ビッグバン重力論の欠点に突っ込めても、第3世界的熱力学が
第4世界にまでそのまま持ち込めるんかなー。
宇宙の散逸構造とか、うまくいかないこともけっこうあるぞ。
返信する